Quantcast
Channel: 下丸子へ通う75歳の元社長のブログblog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1056

北京パン工場で重要会議は10分間で終わった。

$
0
0

9月22日月曜日 JAL 羽田発0021便エコノミークラスで北京まで業務出張。
荒木総経理から全ての旅費(飛行機代・ホテル・夕食代)は現地持ちで
おんぶに、抱っこで北京の費用とする。
(普段でも会社持ち、自腹でもエコノミー席しか利用していません)

ただし航空運賃はエコノミークラス・ホテルで三全公寓、五つ星ホテルではなく
通りを渡った潰れた元カラオケ屋を改造したラブホテル並みの
FXビジネスホテルを指定した。後日FXホテルの内部をブログで公開する予定です。

今回持ってきたノートパソコンはウインドーズ8.1にしましたが感じんかなめの
Facebook・YouTubeが闇ソフトで見たり、書いたり動画を載せることが出来ません。
闇ソフトをウイルスと判断しているのかなあ~

一党独裁 共産党国家は住ずらい商売しづらい嫌な国だけは間違いありません。
しかし故 邱永漢先生との縁で町工場で資本金1000万円の中小企業が
北京進出したことはパン業界で改めて変人に思われたことは間違いないです。

しかし当社は公的機関、許認可を含め難しい難関を乗り越えられたのも、
また金の取立て(売掛金)には授業料(失敗)も払ってきた。
今は100%回収しています。ブログには書けない、公開できない取立てなどなど
完ぺきになったのは現地の中国人幹部(少数民族回族)の手柄です。

中国人と同じ顔つきですが漢民族と違ってイスラム系統です。ただし
お祈りした場面は一度も見たことがありません。彼は豚肉も食べるし、
酒も飲むし,タバコも吸うし、いい加減なイスラム教でしょうが仕事は立派です。

「事業は人なり」と言いますが任侠精神がある人材は中国では宝です。
真面目だけが取り柄も大事ですが表・裏を渡り歩ける人材も貴重な存在です。

外資系にとって特に弱点になっている労働問題も裁判・調停など
何回も事件になっていましたが幹部は へとも思っていないし
精神的に強い心臓をもっていますし今はなんの問題も抱えていません。

彼らの活躍で今年初めは製造量を小麦粉一袋25㎏換算で50袋でしたが
昨日の数量は一時的に70袋を軽くオーバーしていました。

それも粉量を多く使う3斤食パンよりも菓子パン、食事パン、ドーナツ関係が
多いので今のところ人海戦術でのりこなしています。

そのうちにブッレトクーラー、トンネルオーブン、ライン設備に資金導入する
ことになるでしょうが金がいくらあっても足りません。

肝心の会議は10分間で終わり。私の一方的な議題で総経理をはじめ
工場長にも納得させてシャンシャン会議にするが内容は非公開になります。


エアーシフターを入らなければ工場内に侵入できません。理由は白衣に付いた
ゴミ・髪の毛を吹き飛ばすためですが設置しないとISOシステム認可が取れません。

しかしこんなものが何処まで効き目があるか疑わしい設備ですが仕方がない。


ISO9100 同じくISO22000が認可されているので下丸子工場より立派です。


工場事務所には製造ラインの各部署25箇所がモニターで見られるので
監視体制は万全です。


切り替えすれば拡大画面になりますしサボル事もみつかりますし
コソ泥もままなりません。


敷地内にある社員寮ですが整理整頓する習慣のない中国人には
幹部も手をやいている


総経理の話では中年女性が一番仕事に熱心で真面目と話していました。


ライン化するには半端仕事になりがちで資金も掛り敷地にも問題があり
悩んでいます。


バカ売れも菓子パン一日に数種類で26000個製造していると話していました。
その他の各種パンの多い時には28000個を製造しています。



こまかい仕事と量産する仕事が同時にスタートするので毎日戦争状態です。


ミニアンパンは日本製レオン機械がフル回転しています。



製パンメーカー日本の押切ラインですが食パン・菓子パン同じ機械を
分単位で使い分けている。まだまだ考える余地がありますが
中小企業が100%ライン生産する難しさの壁に突き当たっています。
横型ミキサーを一回り大きいのにしておきたかったが残念だ。


日本ではヤマザキ製パンの大ヒット ランチパックも
当社も機械導入で量産体制にはいりました。

最初は手で一つ一つくりぬいて作っていましたが今はアッと言う間に完成。


次々と出荷場に持ちこみ輸送する直前です。


中国では日本の「ディプラス」80日日持ちするロングライフパンを
委託生産しています。中国は面積が広すぎるので遠くまで毎日納品できません。

深セン、上海、成都市など商品棚を空にしないロングライフパンは最適です。
現在のところ製造ラインの関係もあり一日10000個が限界になっていますが
5万個製造するラインぐらいにはしてもらいたい。

中国でパン工場生産しても大メーカーも未だに一社も成功軌道に
のっていない現実を走っていますが76歳までには目途を付けたいです。

しかし必ず成功し野心を抱いて外国での仕事に携わっている
日本人幹部、現地人をはじめ株主にもむくわれる企業にしないといけません。

今回は家内と別居して10日目になりますが一人旅です
しかし毎晩夜が待ち遠しい楽しみもあります。






Viewing all articles
Browse latest Browse all 1056